2026
30 April, 2026
前核の競合が初期胚の発生能を支えることを発見しました
受精直後の胚では、母由来と父由来のゲノムはそれぞれ別々の前核として存在します。本研究では、この分離の役割を解析しました。その結果、2つの前核が細胞質因子を巡って競合することで前核サイズが制御され、エピジェネティック状態が適切に維持されることを明らかにしました。一方、両ゲノムが1つの前核に入ると競合が失われ、前核の肥大化とエピジェネティック異常が生じ、発生能が低下しました。これらの結果から、前核の分離は初期胚発生を支える基本的な仕組みであることが示されました。
Kyogoku H, Tarama M, Matsuwaka M, Mishina T, Harada A, Nakagawa R, Kumon M, Shimizu Y, Ohkawa Y, Shibata T, Inoue A, Kitajima TS, "Cytoplasmic competition between separate parental pronuclei in zygotes", Nature, doi:10.1038/s41586-026-10417-7.
・Pubmed
・Nature
・Research Briefings in Nature
・News in Science
・理研 プレスリリース「命の始まりは父母ゲノムの「別居」から
-父母ゲノム間の競合が受精卵の発生を助ける-」
22 April, 2026
卵母細胞形成のライブイメージングを開発しました
哺乳類における卵母細胞の形成は胎児内で行われるため、その過程の実態は謎に包まれてきました。今回の研究では、マウス胎仔の生殖腺を長期間にわたって体外培養しながら光学顕微鏡でライブイメージングする技術を開発しました。この技術により、時期特異的な生殖細胞の膜ブレビングを発見しました。また、非哺乳類動物で見られるようなオルガネラを含む細胞質の細胞間移動が観察されなかったことから、哺乳類特異的な卵母細胞形成の機序があることを示唆しました。
Aizawa E, Shimamoto S, Kajikawa E, Hara J, Abe T, Shibuya H, Kitajima TS, "Dynamic blebbing and absence of organelle transfer during mouse oocyte formation", The EMBO Journal, doi:10.1038/s44318-026-00780-6.
・Pubmed
・The EMBO Journal
・理研 プレスリリース「卵母細胞のつくられ方の動画撮影に成功
-未知の細胞膜動態とオルガネラ動態を明らかに-」
21 April, 2026
Mitotic Spindle: From living and synthetic systems to theory
2026年4月12日~15日にクロアチア ドゥブロブニクで開催されましたMitotic Spindle: From living and synthetic systems to theoryにおいて、北島チームディレクターが招待講演を行いました。
10 April, 2026
歓迎会
特別研究員のPanさん、JRAの秋月さん、研修生の森橋さんの歓迎会を開催しました。
2 April, 2026
新しくラボメンバーが加入しました
特別研究員のTao Panさんと研修生(京都大学生命科学研究科博士後期課程)の秋月妙恵さん、森橋美月さんが4月から加わりました。
30 March, 2026
理研梅峰賞受賞
優れた研究開発支援業績を挙げた研究者に授与される理研梅峰賞に、染色体分配研究チームが受賞しました。おめでとうございます!!
・2025年度理研栄峰賞、理研梅峰賞、理研桜舞賞の授与について
北島智也、Zhou Yuanzhuo、浅井皓平、京極博久「老化卵子の染色体数異常を抑止する技術の開発」
24 March, 2026
博士号学位取得
JRAのZhou Yuanzhuoさんが京都大学大学院学位授与式にて博士号(生命科学)を授与しました。おめでとうございます!
・京都大学News
24 March, 2026
歓送迎会
Houさんの歓迎、浅井さんとZhouさんの就職、Weiさんの大学院入学をお祝いして、歓送迎会・ボーリング大会を開催しました。
24 March, 2026
第6回有性生殖研究会
2026年2月23日~24日に名古屋市で開催されました第6回有性生殖研究会において佐久間研修生がポスター発表を行いました。
6 February, 2026
MASSIV 1.0
2026年1月19日~22日にカナダ・バンクーバーにて開催されましたMASSIV 1.0において、北島チームディレクターが招待講演、浅井研究パートタイマーがポスター発表を行いました。
3 February, 2026
新しくラボメンバーが加入しました
リサーチアソシエイトのHou Shengqunさんが2月より加わりました。
3 February, 2026
別冊「医学のあゆみ」に総説が掲載されました
別冊「医学のあゆみ」 生殖医学――基礎研究と実地診療の進歩に北島チームディレクターの総説「卵子の染色体数異常のメカニズム」が掲載されました。
23 January, 2026
学術変革A生殖ライフスパン「Next Generation Scientist Meeting」
2026年1月13日に熊本で開催されました学術変革A生殖ライフスパン「Next Generation Scientist Meeting」において、北島チームディレクター、島本基礎科学特別研究員、越口特別研究員、伏井特別研究員、金村JRAが研究発表を行いました。島本基礎科学特別研究員と金村JRAが優秀ポスター発表賞を受賞しました。
23 January, 2026
総研大生命科学リトリート2025
2026年1月8日~9日に 山梨県南都留郡で開催されました総研大生命科学リトリート2025において、北島チームディレクターが招待講演を行いました。
Upcoming Events
12 May, 2026
MAYosis2026
ONLINE
31 May - 3 June, 2026
International Symposium on Chromosome Dynamics: from Structure to Cellular Function
Awaji, JAPAN
9 June - 12 June, 2026
The 59th Annual Meeting of the Japanese Society of Developmental Biologists
Hiroshima, JAPAN
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