染色体の、分かれ方。

あなたの体の中にある 一つ一つの細胞は、あなたの母と父から受け継がれた染色体を同じ数だけ持っています。 細胞が分裂する際、染色体をコピーして均等に娘細胞に分配するからです。 ところが例外もあって、母と父の染色体を分かれさせる分裂もあります。 精子や卵子をつくって、新しい生命を生み出そうとするための分裂です。 染色体が分かれるとき、どのようなドラマがあるのでしょうか。


もっと読む!
染色体分配の動画


What's New

18 November, 2024

Lab Excursion

浅井研究パートタイマーの論文お祝いとチェコIAPGのDavid先生とKaterinaさんの歓迎会として、ラボ遠足に行きました。中井農園で芋ほりをした後、神戸フルーツフラワーパークでBBQを楽しみました。

18 November, 2024

チェコIAPG研究者訪問

JSPS二国間交流事業でチェコのIAPG CAS(Institute of Animal Physiology and Genetics of the Czech Academy of Sciences)からDavid DrutovicグループリーダーとKaterina Holubova研修生がラボを訪問しました。Katerinaさんはライブイメージング技術を学ぶため、1ヶ月滞在しています。

22 October, 2024

SMC Complexes: Orchestrating Diverse Genome Functions

2024年10月15日(火)~18日(金)に沼津にて開催されました、NIG & RIKEN International Symposium 2024 SMC Complexes: Orchestrating Diverse Genome Functionsにおいて、浅井研究パートタイマーがポスター発表を行いました。

15 October, 2024

抗がん剤による卵巣毒性の年齢依存性を解明

岐阜大学の竹中先生と高瀬訪問研究員(研究当時)の共同研究で、抗がん剤シクロホスファミドが未成熟なマウスの原始卵胞に与える影響を調査しました。その結果、若い個体ほどDNA損傷とアポトーシスが増加し、卵巣予備能が大幅に減少することが明らかになりました。

Takenaka M*⁺, Takase HM*⁺, Suzuki NN, Saigo C, Takeuchi T, and Furui T (*These authors contributed equally to this work, ⁺Co-corresponding authors), "Effect and mechanisms of cyclophosphamide-induced ovarian toxicity on the quality of primordial follicles with respect to age at treatment initiation", Reproductive Biology, 24(4), (2024) doi: 10.1016/j.repbio.2024.100959
Reproductive Biology


10 October, 2024

研究員(助教クラス)・特別研究員(ポスドク)募集

研究員(助教クラス)・特別研究員(ポスドク)を広く募集しています!研究費からフルにサポート可能です。採用時期はなるべく早く、応相談です。当研究室の研究に興味がある方で、博士号を取得済み/見込みの方であれば、バックグラウンドは問いません。学位取りたての方、経験を積まれた方、新しいアイデアを持った方、歓迎します!研究内容は北島との相談のもと、フレキシブルに設定できます。まずは北島(tomoya.kitajima[at]riken.jp)までお気軽にコンタクトください。
公募情報はこちら

24 September, 2024

人工動原体ビーズの開発に成功

動原体は染色体セントロメア上に形成される巨大な複合体で、紡錘体微小管との接続とその制御を担うことにより、染色体分配に必須の機能を果たします。今回の研究では、細胞内で微小ビーズ上に機能的な動原体をつくることに成功しました。人工動原体ビーズは、染色体と同様に紡錘体赤道面に整列し、微小管による反対方向からの接続を安定化する機能を有していました。染色体分配の操作に向けた新たなツールとなることが期待されます。

Asai K, Zhou Y, Takenouchi O, and Kitajima TS, "Artificial kinetochore beads establish a biorientation-like state in the spindle", Science, Sep. 20: 385(6715), 1366-1375 (2024) doi: 10.1126/science.adn5428
Science




Links


    動的な生殖ライフスパン